3月上旬、玉川学園北口商店街のメインストリートの街路灯に、「消えないまちだ君」(町田市災害・停電時LED街路灯)が計15基設置されました。

緑色の街路灯数本毎に、上の方にグレーの小さな箱が取り付けられ、赤いボタンが見えます。中ほどには「消えないまちだ君」のシンボルステッカーが貼られ、下の方には説明文が書かれています。

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「消えないまちだ君」は、町田市小山ヶ丘にある(株)イズミが、2013年に開発した「LED街路灯」です。

災害による大規模停電時でも3日間、消えずに点灯し続けます。

2011年の東日本大震災の際、停電による暗闇で避難場所等への誘導に苦慮した町田市は、電気の供給が止まっても点灯し続ける街路灯を開発するために、市内企業と共同開発プロジェクトを立ち上げました。その中心が(株)イズミです。

コストを抑えるために、街路灯内部にバッテリーユニットを組み込み、既存の街路灯をそのまま活用できる方法を考えたそうです。これにより設置費用を抑えながら景観も損ねず設置できることになりました。

皆様ももうご存知だと思いますが、商店街のメインストリートは、電信柱が無く非常にスッキリした通りですが、これを損なうことなく設置されています。

「消えないまちだ君」が活用される時が来ては困るのですが、設置されていることにより、住民の安心感は非常に大きくなると思います。

今後は、小学校の校門付近や、玉川学園前駅南口、「さくらんぼホール」「こすもす会館」の玄関付近、「一時避難広場」の公園等への設置も町田市に働きかけて行きたいと思います。

 

 

防犯防災部長 服部知行

 

 

追記

「災害時に自動点灯」最高賞

 町田市と市内の民間企業2社が取り組んでいる、震災などの停電時に街路灯を自動点灯させるシステム「消えないまちだ君」の整備促進事業が、日本経営協会の第7回協働まちづくり表彰で「最高評価のグランプリに選ばれた。

同表彰は、自治体が住民や企業と協力して進めるまちづくりの成功例を顕彰している。まちだ君を巡る事業は全国からの応募事例の中でも「自治体と地元メーカーが安いコストで優れた製品を共同開発し、設置も順調に進んでいる」(同協会)と高い評価を受けた。
(2015年4月23日(木)読売新聞より抜粋)

 

写真:北口商店街の街路灯    撮影:広報部

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