避難訓練に参加して

 

水に恵まれ四季豊かな我が国は、火山国であり、地震国でもあり、台風などの風水害が多い国土です。

古来、我が国は災害にある時は立ち向かい、ある時は受け流し、ある時は避け、ある時は受け入れてきました。

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そうした災害に対応し自分の身を守る為に防災訓練は 欠かせません。

今回の防災訓練で我々消防団は独自で町田市当局に掛け合い、2リットルの保存水を総量1トン、自家用車で確保し配布させて頂きました。

訓練を終え、詰め所で片付けと次の災害への出場体制を整えていると、ご年配のご婦人が通りかかり、微笑みながら『有り難いんだか、重たいんだか、、、』とお声かけ頂きました。

私共は咄嗟に『良かった!』と思いました。

実際の災害時に水道が止まった場合、給水拠点まで水を取りに行かなければなりません。

しんどいかとは思いますが、災害時の疑似体験をして頂けた事は訓練の意義に通じるものがあるからです。

防災訓練を知識として理解するのではなく、行動として理解していく事が何よりも大切なのです。

災害対応は知恵と行動の質が結果を左右します。

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東日本大震災以降、

1、想定にとらわれない

2、率先避難者になる

3、最善を尽くす

という3つの考え方が大切にされてきました。

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先人の知恵と新たな試み、反復訓練による技量の向上により、更に地域の災害対応力を高めていきましょう。

 

 

町田市消防団第一分団第五部 部長 渡辺 厳太郎

 

 

写真:防災訓練の時の消防団     提供:広報部

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