町田市消防団 渡邉さんより新年のご挨拶

 

町内会の皆様、明けましておめでとうございます。

日頃より町田市消防団の活動に対し、ご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、熊本地震、鳥取中部地震など大地震が続き、台風10号では東北地方に風水害、土砂災害などの大きな被害をもたらし、自然災害の恐ろしさを痛感する年となりましたが、報道を通じて地域に根差した消防団が現場で活動する姿を多く見られた年でもありました。

町田市管内では前年より6件多く、116件の火災が発生し、3名の尊い人命が失われてしまいました。我々消防団では1年を通じて地域の防火防災活動と、年末の29日30日の午後2時から深夜1時まで歳末特別警戒を実施し、管内の巡回広報を致しました。

寒風の中、『これ以上、年内に一件も火災を出させないぞ!』を合言葉に、町内の全ての皆様が素晴らしい新年を迎えられるよう、祈る気持ちで警戒を致しました。お陰様で無事に新年を迎え、1月8日に行われました『出初め式』では多くの市民のご臨席の上で挙行され、非常に身が引き締まる思いでした。

実際に大規模災害に遭われてしまった方々に、『災害の1日前に戻れるなら何がしたかったですか?』とアンケートしたところ、『家具の転倒防止』が大多数でした。災害に対して我々人間が出来る一番大切なことは『日々の訓練』と『備え』だけです。地域としての備えとして、消防団員の充足がありますが、町田市も全国同様大きく定員を下回っています。昨年まで充足していた玉川学園地区の団員数も今は大幅減少傾向にあります。

皆様には団員の確保の協力をお願いすると同時に、我々は本年も地域に根差した地域防災の中核を担う存在として、市民の生命、身体及び財産を火災等の被害から守るという重大な任務を遂行すべく努力してまいります。
本年も消防団活動に格別なるご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

-町田市消防団第1分団第5部  部長 渡辺 厳太郎 –

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