環境施設見学会に行ってきました -環境部-

 11月21日(水)、心配していたお天気は快晴に恵まれ、世界遺産の素晴らしい富士山を眺めながら参加者49名は富士市の丸富製紙富士根工場に向かいました。               

 丸富製紙富士根工場は、牛乳パックなどの古紙から日用品のトイレットペーパーを製造する専門工場です。古紙を溶解して原料紙とビニールに分離し、ビニールは焼却して熱源となり、溶解原料紙が巨大な太巻きロール紙からトイレットペーパーになるまでの間の工程での消毒や乾燥に使われます。1リットル牛乳パック空箱30枚からトイレットペーパーが5個位できるそうです。

 社長さんの話では「今後、原料となる古紙の入手が困難になると予想されるので、木材から作られるパルプも原料に使えるようにすることも検討している」とのことであり、私たちは更に資源物の分別を進めて、循環型社会に進む一層の努力が大切だと感じました。               

 午後の柿田川湧水公園では、富士山の伏流水がコンコンと湧き出る川を見学し、その 清らかさに驚きました。この川も数十年前には工場排水の垂れ流しでどぶ川と化していましたが、近隣住民の熱心なナショナルトラスト運動により清流を取り戻した環境保護活動の先駆けとして有名で、今でも活動は継続中とのことです。                         

 帰路、沼津のお土産屋でショッピングし、東名高速の渋滞の中、バスガイドさんの楽しい お話を聞きながら無事玉川学園に帰りました。参加された皆様、お疲れさまでした。

-環境部-