リバーサイドガーデンの菜の花 ー広報部ー 

 三月中旬、玉川学園四丁目のリバーサイドガーデンの菜の花を見に行きました。リバーサイドガーデンは「メゾン玉川」の前の、小さな川と道の間にある花壇です。

町内の「麦笛の会」7名の方々が、夏にはヒマワリ、秋にはハゲイトウ、冬には大麦など季節ごとに種を植えられ、道を歩く方々の目を楽しませて下さっています。

 菜の花はあふれんばかりに咲いていました。あざやかな黄色が春風に揺れていました。脇にある桜も咲いていて、ピンクとの組み合わせはまばゆく美しかったです。もう少し暖かくなると川にはメダカが見られるようですが、代わりにアメンボたちが水面をすいすいとかわいらしく滑っていました。

 五十年ほど前、この川には両岸に自然の土手があったそうです。きっとさまざまな花が咲いていたでしょう。道を歩く方々は、それらを眺めたり摘んだりされていたかもしれません。リバーサイドガーデンに立つと、そんな風景を感じることができます。当時を知っている方々は「懐かしい!」、知らない方々は「そうだったんだぁ!」と思える、どちらにとってもすてきな風景です。

 お散歩に出かけ、花を見て、心に明るい差し色をしてみられるもいかがでしょう。

作家 村山尚子