「善意の傘」の維持活動

「善意の傘」は玉川学園前駅の北口と南口にある置き傘のことです。
1984年(昭和54)から8丁目にお住まいだった方の呼掛けによって始まり18年間継続され、2003年 (平成15)からは町内会が引継ぐことで40年ほどになり、200本以上の傘が置かれています。

平屋の駅舎で改札が北側だけにあり、道が悪く雨で靴が泥だらけになった時代、駅に長靴を入れる下駄箱があったと聞きます。
そのような文化的な背景があるのかもしれません。

傘はコンビニでもどこでも買うことができます。
使い捨ての傘、急な雨で買うのはもったいと思いながしかたなく買う傘、使わないが傘が家に沢山あってしょうがない等、こと傘もさまざまです。 昨今、循環型の社会構築の中でリユースに注目されることが多くなり、古くから先進的な取り組みがされていたことに誇りをもって良いように思います。

傘を提供してくれる人、使って戻してくれる人、整理してくれる人、いずれも「一寸した善意」によって成立っている活動です。
年に2度ほど整理整頓を環境委員の方にお願いしています。
帽子や腕章をつけて傘を整理している人を見かけたら「ごくろうさま」「ありがとう」の一声かけてくださるようお願いします。

「憩いの椅子」の配置と管理

「丘と坂のまち玉川学園」として、いくつかの坂に名前が付けられています。 散歩や買い物の途中で一息入れる場所にベンチを12台ほど設置したのが始まりです。(1994年)

現在28台(2023年)が各所に設置され、人それぞれに利用されています。
買い物の帰り、散歩やジョギングの途中に一息、スマホやただ空を見たりと、人それぞれに利用されています。

環境部はこれらの椅子を定期的に補修や塗装をする維持管理をしています。また子供たちにも親しまれるようとペンキ塗り作業するイベントの機会もつくりました。