清掃工場見学会で学んだこと
2月に引き続き、町田市清掃工場と最終処分場の見学会を今月も実施しました。60名を超える応募があったので、2月の抽選に外れた方々には優先的に見学の機会を与えるように配慮しました。
普段生活する中で、ゴミ問題とどう向き合うかを最終処理現場を知ることで改めて考えさせられました。そもそも社会に製品やサービスを提供する段階からゴミを出さない配慮をしてくれるのが望ましいのですが、家庭ゴミの水分を絞るほんのひと手間やミニコンポストの活用でゴミの総量を減らせます。展示場に並べられた家具や道具を見ていると、自分は使わなくなったものを再び使ってくれる人がいることが分かります。燃えないゴミの分別作業をガラス越しに見ることができましたが、金属の自動分別工程や電池による火災を防ぐ為の複数の手作業工程がありました。またゴミの微塵化や燃焼によって異なるエネルギーや別の素材に変えることが可能な事も理解できました。
最終処分場は現代の貝塚かと思いきや、多摩地域から持ち込まれる燃焼灰がエコセメントに変えられて、様々な製品や美術品の素材として使われていることを知り認識を新たにしました。更には埋立地が動物、昆虫や植物の自然の再生地になっている事も知りました。帰路立寄った滝山道の駅では地場の野菜を買うことができ有意義な一日でした。
-環境部-