【防災】防犯対策FAQ

昨今、玉川学園地域では、空き巣被害が発生し、町内会にも不審者情報が複数寄せられています。
また、犯罪者は、闇バイトを募ったり、インターネットを使って情報収集しています。
つきましては、他人事とは思わず、ご家族全員でご注意ください。
なお、以下のとおり対策をまとめましたので、参考にしてください。

1 玄関対応

知らない人が訪ねてきたら、どうすれば良いですか?

まずは、インターホンのカメラで来訪者を確認し、玄関ドアは、開けないでください。
また、玄関前門扉も普段から施錠しておくのが有効です。

それは、なぜですか?

犯罪者は、内玄関の様子から強盗するための情報収集をしています。たとえば、
次の例が考えられます。

  1. 絵画や高価な置物があれば、裕福な家庭だと判断されます。
  2. 玄関に印鑑が置いてあれば、宅配をよく利用していることが分かります。
  3. 靴の種類で家族構成が容易に想像できます。特に、マジックテープで止める靴ばかりだと、高齢者だけの世帯だと判断され、強盗被害を受けるリスクが高まります。

市の職員や私服警察官だと名乗ってきたら、どうすれば良いですか?

インターホンのカメラ越しに、身分証明書の提示を求めてください。もし、提示を拒むようであれば、玄関ドアは開けないでください。

リフォーム会社の社員だったら、どうすれば良いですか?

健全な業者は、飛び込み営業などしません。悪徳業者は、「お宅の屋根について、重要なお知らせがあります。」と言って、ご自宅内に侵入しようとします。実際に、自宅内に上がってきた業者が故意に屋根の一部を破壊し、高額な修理費用を請求してきた事例が報告されています。
つきましては、リフォーム会社による飛び込み営業は、勇気を持って断りましょう。

2 ネット上の対策

犯罪者は、グーグルマップを使って、強盗に入る家を選別していると聞いたことがありますが、本当ですか?

本当です。グーグルマップには、「ストリートビュー」という機能があって、グーグルでは、全方向(360度)撮影できる特殊なカメラを搭載した車両を世界中で走らせて、地図を完成させています。
したがって、犯罪者は、次のようにして情報収集し、強盗や空き巣に入る家を選別しています。

  1. 駐車している車が1BOXカーであれば、子供がいる複数人家族の世帯でしょうし、高級セダンであれば、老夫婦の二人住まいである可能性が高いことが想像できます。
  2. 住所で場所を検索することができますので、高額所得者の闇名簿が流出していれば、表札の苗字から自宅を特定することができます。
  3. 自宅が特定できれば、監視カメラの有無や侵入ルートを事前に確認することができ、闇バイトのメンバーに具体的な指示を出すことができるようになります。

対策は、ありますか?

グーグルに「ぼかし加工」のリクエストを申請することができます。パソコンや携帯電話から簡単にリクエストすることができます。また、家全体を隠すことも可能ですし、車だけ隠したり、表札だけ隠すといった加工場所の指定も可能です。
なお、具体的な申請方法については、パソコンから「ストリートビューの画像をぼかす」と検索するか、携帯電話のカメラで次のQRコードを読み取ってください。

https://support.google.com/maps/answer/15439776?hl=ja

3 防犯グッズ

有効な防犯グッズがあれば、教えてください。

玄関や勝手口および駐車場に防犯カメラを設置したり、センサーライト(人が近づくと自動的に点灯する照明)を設置しておくことで、侵入被害を予防する効果があります。また、玄関ドアの鍵は、2箇所設けておくことも有効です。

その他にもあれば、教えてください。

空き巣犯は、大きな音を嫌いますので、風呂場やトイレに面した敷地に防犯砂利(踏みしめると大きな音がする砂利)を敷いておくと有効です。また、窓の内鍵部分に防犯ブザーを設置したり、防犯フィルムを貼っておくのも効果的です。

4 その他

110番通報するほどではないのですが、心配事や相談事がある場合は、どうすれば良いですか?

緊急でない場合の警察相談窓口は、「#9110」です。また、救命救急に関する相談窓口は、「#7119」です。