【防災】“おうちで防災” 被災してわかった本当に必要なもの4選
※筆者の体験による情報が含まれます
私は、東日本大震災発生当時、「新浦安」で暮らしていたので、液状化の影響で実際に被災しました。停電が3日、都市ガス復旧まで1週間、断水が解消されるまで2週間を要しました。その間、「これがあったら良かったのに」と感じた4選について、ご紹介します。
現金
もう、何は無くとも「現金」です。
大規模震災が発生すると、アクセスが集中することで、一部のサーバーに障害が発生し、キャッシュレス決済が使えなくなります。しかし、昨今は、キャッシュレス決済が主流となったため、みなさんのお財布の中には、現金がほとんど入っていないのではないでしょうか。
そこで、私は、100円ショップで買い求めたコインケースに、災害用の現金とテレフォンカードを入れて、お財布とは別に準備することにしました。
携帯おしり洗浄器
被災して何が困ったかというと、断然「トイレ」です。
断水すると、当然のことながら「お尻洗い機能付き温水便座」は、使えなくなります。「携帯トイレを使えばいいじゃん。」と思われるかもしれませんが、排出物は、燃えるゴミの日まで、ご自宅で保管していただくことになります。想像してみてください。黒いゴミ袋が溜まっていくさまを・・・
「だったら、普通にトイレで用を足して、溜め水で流せばいいじゃん。」と考えられたあなた。
いやいや、発災すれば、トイレットペーパーは、あっという間に商店から消え失せます。ティッシュペーパーをトイレに流すわけにはいきません。結局、行き着く先は、携帯トイレの使用を迫られるのです。
しかし、これさえあれば、下水道が破損していない限り、おしりを水で洗い流すことができます!
トイレットペーパーの節約にもなります!
海外旅行のお供としても大活躍します!
UPS
「UPS」とは、「無停電電源装置」のことです。要は、バッテリーです。
発災すると、携帯電話回線(4G、5G)はつながりにくくなりますが、Wi-Fi環境であればネットにつながります。しかし、停電中は、Wi-Fiルーターに給電されなくなるため、ネット経由での情報収集は、事実上できなくなります。
そこで、UPSを介してWi-Fiルーターに給電するようにしておけば、停電しても瞬時にバッテリー電源に切り替わり、ストレスなくネット環境を利用することができます。
なお、街中で被災した場合は、緊急時専用の公衆Wi-Fiサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)が無料で解放されるので、是非、覚えておいてください。
消火器
断水していると、消火栓は使えません。あとは、防火水槽を使わざるを得ないのですが、貯水量には限りがあるため、初期消火できるか否かが非常に重要になります。
ただし、消火器が有効なのは、炎が室内の天井に達するまでであり、その到達時間は、出火から約3分と言われています。
したがって、消火器は、出火場所近くに備えておく必要があり、一家に一台の消火器を備えておくことが求められているのです。
是非、私たちの街は、私たちで守りましょう。
なお、町田市は、木造密集地域を対象に、を開始しています。
詳しくは、次をご参照ください。
- 対象世帯
金森1丁目及び玉川学園8丁目に住所を所有し、木造住宅に居住する世帯 - 申請書提出期限
2024年10月31日(木) - 助成額
一世帯当たり消火器1本とし、購入に係る経費の3分の1(上限10,000円)