コラム “おうちで防災2” がんばらない防災②

がんばらない防災 その②

※筆者の体験による情報が含まれます

「がんばらない防災」というのは、普段の生活そのものが「防災」につながっていれば、いざというときでも慌てないですみますし、本来、それが理想ですよね。という考え方です。

今後、数回にわたって紹介していきたいと思います。

玄米という選択

家庭用精米機を購入しました。
きっかけは、あるご婦人(Aさん)からの一言です。

Aさん:「うちは、農家から玄米を買ってるのよ。」

:「近所に精米できるところなんて無いですよ。」

Aさん:「家庭用の精米機を買うのよ。1万円ぐらいで買えるから。」

Aさん:「精米したてのお米は、美味しいよ〜!」

:「・・・」

その「美味しいよ〜!」の誘惑に負けて、購入に踏み切りました。

調べてみると、お米って、精米すると加速度的に風味が落ちるんですね。でも、玄米であれば、比較的長持ちします。政府備蓄米の保存期間が最長5年なのは、倉庫内の温度を15℃以下、湿度60〜65%に保った上、「玄米」で保管しているから可能なのです。また、政府が推奨している食料の備蓄期間は、3日〜1週間分なので、だったら、普段のお米を玄米に変えるだけで、アルファ化米やカップ麺を備蓄しておく必要は無いということに気づきました。

また、精米時に出る「ぬか」は、鉄かステンレスのフライパンで炒る(いる)と、香ばしくなって、ぬか臭さが完全に消えます。しかも、栄養価が高く、食物繊維が豊富なので、我が家では、お味噌汁の隠し味として入れたり、鰹節と胡麻を加えてふりかけにしてご飯と一緒に食しています。むしろ、白米より「ぬか」の方が美味しいと感じるほどです。

ただし、精米したての白米は、摩擦熱で熱くなるため、そのまま炊くと、水が温かくなって、ぬか臭さが水に移るため、美味しくなくなるそうです。だから、精米したてのお米は、冷蔵庫で冷ましてから炊くのがコツだそうです。お米屋さんで教えてもらいました。

なお、停電時に精米機を使うためには、電源が必要なので、ポータブル電源も合わせて購入しました。