環境へのとりくみ

環境部

環境部は「住みよく暮らしやすい環境をつくること」を目標に活動しています。

 

環境部門の体制

環境部員は、環境課題を選択した6名の幹事数名のサポーターの体制で活動しています。
各支部からは1名の環境委員が選出され、合計53名の方々が、各地域で発生する環境に係る課題や問題にとりくんでいただいています。
建築協約協議委員会や建築評価委員会には、部員以外に外部の専門家や第三者の立場で発言できる方を専門員として任命しています。

(1) 資源回収集活動等、循環型社会の実現へ貢献する
町内会は「地域資源回収特別指定団体」として町田市から認定されています。(2011年)
1960年代から小学校や一部の地区で行われていた廃品回収活動を1990年に町内会の事業として統合しています。
 「分ければ資源、混ぜればゴミ」と分別を促し、別の素材を生み出す循環型社会に貢献し、実社会で物を造りサービスを提供する立場になった時にもそのことを念頭に実行してもらいたいと思います。

具体的な活動は次の通りです。

    1.  (株)大興リサイクルに古紙・古着・段ボール、ビン・缶の収集作業を委託している。
    2.  資源回収置場の看板の設置や市の3R課と協議をする。
    3.  資源・ゴミの回収カレンダーを行政に代わって各戸に配布する。
    4. 「町田市資源回収奨励金」を一般会計ではなく特別会計に受け入れ、非会員以外の住民にも恩恵があるような福祉や自主防災など地域の活動団体を助成している資源物の散乱防止や小さく締めるための紙紐を無料で提供している。
    5. 回収場所の整頓、ルール違反、盗難等の監視活動や啓蒙活動を実施。
      ポイ捨て禁止の注意書き設置や粗大ゴミや不法投棄の撤去処分を状況により実施。
      「ポイ捨てはやめよう」「ゴミは家まで持ち帰ろう」路面ステッカーの貼付を実施。
    6. 清掃工場やリサイクル施設の見学会を実施し、循環型社会や自然回復やゴミ減量への協力等の理解を深めている。

(2)  防犯・環境パトロールへの参加
 各地区や支部ごとに毎月1回から2回ほど防犯・環境パトロールを実施しています。環境委員の方にはできる範囲で参加をお願いしています。日常の学童、高齢者や独居者のさり気ない見守り、また空き家等の把握をしておくことは近隣の助け合いに役立ちます。
 違反広告の撤去(市は資格者を指定) またポイ捨てのゴミの処理をして街の美化にも努めています。
 資源回収のルール違反やマナーについての連絡を頂ければ環境部で注意喚起をいたします。

(3)  住環境に係わる活動 ※別途「玉川学園地域建築協約」の項目を参照ください。
 玉川学園地域は、都市計画法により「文教地区」の指定がされています(1968年)。
町田市都市計画マスタープランでは「文教のまち学園」を地域目標として明記されています(1999年)。
 また玉川学園町内会自治会連合会によって「建築協約」が定められました(2009年)。
 建築協約は「まちづくり憲章」と「建築並びに開発に関する申し合せ事項」からなり、豊かな環境や緑の街並みの維持と増進を図り、近隣住民とのトラブルを防止することを目的としています。 
 建築主(施主)・設計者・施工者(建築会社等)には、町内会への事前の届出と住民への説明会を設け、協約の求める企画や施行する内容を反映させ、建築協定や工事協定の締結を求
めています。

具体的な活動は次の通りです。

  1.  土地所有者や売却希望者へのアドバイスをする。
    NPO法人玉川学園地区まちづくりの会、地区社会福祉協議会、町田第3高齢者支援センターと情報を共有し実施しています。
  2. 建築協約協議委員会を設け、建築や開発事業者との事前協議や提案等をし、近隣住民の要望や協議を支援する。
  3. 道路の並木などの協議やさくらの散歩路の再生、生垣や樹々など緑豊かな街並みづくりを推進し、町田市温暖化対策の緑のカーテンなどに協力をしている。
    「桜の町」にしたいと玉川学園の創業者小原圀芳が苗木を配布したサクラは290本ほどあり日本花の会が主催する「第11回全国桜シンポジュウム」(1992年)の会場にもなりました。その後枯死や巨木化や宅地開発などで伐採され現在70本ほどまでに減少しています。(東玉川学園の桜並木は160本ほど1998年に植栽されました)

(4) 「善意の傘」の維持活動
「善意の傘」という駅の置き傘は、8丁目の一人の方の呼掛けで始まった傘の提供運動(1984年)が元になっています。
 「善意の傘」として町内会が引継ぎ(2003年)、現在まで続いています。 遠い昔、道が悪いため長靴を入れる下駄箱が駅にあったように、いわばこの町の文化ともいえると思います。現在傘は確かに安くてどこでも買えるが、使わない傘や使い捨ての傘を必要な人にリユースする仕組みができています。
 傘を購入して追加するのではなく、傘を提供してくれる人、使って戻してくれる人、整理してくれる人、いずれも「一寸した善意」によって成立っている活動といえます。
南口と北口を合わせると300本ほどありますが、急な雨の時は全て出払います。 傘の整理整頓は年2回ほど環境委員の当番によるボランティアで支えられています。

(5)「憩いの椅子」の補修と塗装
「丘と坂のまち玉川学園」として、いくつかの坂に名前が付けられています。 散歩や買い物の途中で一息入れる場所にベンチを12台ほど設置したのが始まりです。(1994年)
 現在28台(2023年)が各所に設置され、人それぞれに利用されています。
 部はこれらの椅子を定期的に補修や塗装をする維持管理をしています。また子供たちにも親しまれるようとペンキ塗り作業するイベントの機会もつくりました。