清掃工場と最終処分場の見学会の報告
昨年11月22日に実施された「町田市清掃工場と最終処分場の見学会」に参加しました。町田市は「ごみになるものを作らない、燃やさない、埋め立てない」を基本理念として事業を行い、また市民にも生ゴミの堆肥化や水抜き等を薦めており、自分にできることを協力をしようと思いました。
清掃工場は「バイオエネルギーセンター」と呼ばれる最新鋭の都市ごみ処理施設として世界に誇るべきものと説明がありました。また、廃棄食材や生ゴミを20日ほど微生物によって発酵させるバイオ技術で、可燃性のメタンガスを造り発電や燃料に使用していること、「熱回収施設」は階段状の焼却炉で、850度の高熱で燃焼させた熱エネルギ―で蒸気タービン発電や温水の余剰分を外部にも供給をしていること、「不燃・粗大ごみ処理施設」は搬入時点、コンベアを前に手作業選別をして金属の自動除去と何度もチェックされ、小さく破砕して熱回収へ回されること、それでも電池などの混入で火災が発生しラインが使えなくなることがあり不燃物を出す私達のほんの一寸した注意が必要だと思いました。リユース品の展示を見た後、昼食は町内のお店が作っている美味しいお弁当とみそ汁を頂いて、日の出町の「東京たま広域資源循環組合」が運営する最終処分場へ向かいました。
25市1町を対象とした各清掃工場から搬入される「焼却灰」に石灰岩、鉄原料等を混ぜ430トン/日の「エコセメント」の素材に循環させるのが二ツ塚処分場の工場です。処理工程の化学式は頭に入りませんでしたが、工業規格に合致し、多少高めのコストですが焼却灰をなくすことが第一とのことでした。埋め立てが終わり、役目を終えた谷戸沢処分場は維持管理が行われ動植物が暮らす自然環境になっていることが明らかになっていることがわかり、自然再生や秋の紅葉にほっとしました。バスの行き帰りには「今の自分の様子」を聞いたり、八王子滝山道の駅で野菜を買ったり楽しい有意義な一日でした。(参加者:Kさん)
ー環境部ー