こども記者クラブ
ケヤキプロジェクト2020 ―次代の子どもたちへ年輪を残そう―
1930年から旧玉川学園駐在所前に植栽されたシンボルツリーとして成長した欅が2017年に枯死のため伐採されました。その一部の切株を地域で役立てるために私たちは年輪を観察しながら切株を磨きました。
わたしは、ケヤキ磨きに参加して、最初にやった紙やすりの作業が心に残りました。紙やすりには、たくさんの種類があることがわかりました。40番や60番など、数が小さい方が荒くて、800番や、1200番など、数が、大きくなるにつれて、細かくなっています。わたしは、80番でケヤキを磨きました。磨く前と後を比べると、磨く前は、少しザラザラしていたけれど、磨いた後は、スベスベしていました。磨くときは、硯で墨をする時のように丸く円をかくようにやさしく、丁寧に磨きました。作業1日目が無事に終わって、ほっとしたし、楽しかったです。
ペンネーム:かんちゃん(5年生)
全員が集合場所に集まった。まず、木の種類を見せてもらった。いろんな種類があり、また、その木ごとに、手触りが違って独特な木のにおいのものもあった。その次にエプロンを着用してから、ケヤキ削りに入った。最初、タテ、ヨコ、タテ、ヨコと紙やすり削っていたのを見ていた男の人が、「回すように削るといいよ。」と、教えてくれた。自分はもちろん、ほかの女の子たちもやっていて、しばらくすると削っていた面がつるつるになった。自分たちがつくった、このケヤキ椅子が、どこかで誰かが心地よく座ってくれると思うと、少しわくわくする気持ちになる。
ペンネーム:そら(4年生)
わたしは、ケヤキ磨きに参加して、一番印象に残ったことは紙やすりで磨いた後に蜜蝋(みつろう)をぬることです。蜜蝋とは、ミツバチの巣を構成している蝋(ロウ)を精製したものです。布に蜜蝋をつけて、丸く円をかくようにぬりました。ぬる前とぬった後を比べてみると、ぬる前は紙やすりでけずった粉が残っていてサラサラしていたけどぬったら、つるつるで色が赤っぽくなって光沢がでていました。最後の作業が終わりほっとしました。最後に記念撮影をして終わったんだなと思いました。それと、蜜蝋は食べられると聞いたので味見をしたくなりました。
ペンネーム:すずめ(5年生)
わたしが一番頑張ったことは木のうらにフェルトをはる、さぎょうです。なぜかというと、フェルトの形が丸で、かわいたボンドをぬるのが大変だからです。桜の切りかぶは、学校でよく見ますが、ケヤキの切りかぶをはじめて見ましたが桜の木よりも大きくて、ねんりんがはっきりと見ることができて、数えることもできました。
ペンネーム:アジフライ(3年生)
【ケヤキプロジェクトの流れ】
2020年
7月13日㈪ 保管をお願いしていた会員の方の倉庫を下見
8月2日㈰ 彫刻家の方が ボランティアでカンナ掛け
10月26日㈰ ケヤキやすり掛け(サンドペーパー)小学生参加
10月31日㈯ 補修(軽く面取り)と下見
11月1日㈰ ケヤキ仕上げ ワックス掛け 蜜蝋クリームを塗る 裏にフェルトを貼る 小学生参加
11月7日㈯ 枕木を入れる
11月9日㈪ 市役所の方が ケヤキ下見 新聞紙で型をとり、大きさを測る
<小学生向けアクティビティ>
*ヒノキにやすりをかけてキーホルダーを作ろう
*ハッピータウンクイズ *ストリングでオシャレなひもづくり
玉川学園町内会 環境部協力 コミュニティ部協賛 幹事・会員有志