踏切脇に立つ母子観音像 -玉川学園町内会-

12月27日㈬に町内会会長と副会長の2名で駅前の「母子観音像」の掃除をしてきました。1年に1回の掃除の為、草ぼうぼうでしたが、除草し綺麗になりました。良い年を迎えられることと思います。

みなさまもどうぞ良い年をお迎えくだださい。

母子観音の存在及び町内会が管理していることを知らない方も多いと思いますので、改めてその経緯をここに記載いたします。

 玉川学園前駅南口、新宿寄り踏切脇に立つ母子観音像(上の写真参照)は、「玉学母子観世音菩薩縁起」に記されていますように、昭和38年2月18日にこの踏切(池ノ端踏切)で事故死された元コロムビアレコード歌手黒木 耀子さん母娘を追悼し、踏切事故の再発防止を祈念して、当時のコロムビアレコード歌手クラブ有志の方々によって建立されたものです。しかし、建立後50年が経過し、小田急電鉄株式会社と敷地の使用契約を結んでいた笠置シズ子さんほか2名のコロムビアレコード歌手クラブ有志の方々もすでに他界されたため、この母子観音像は、所有権者も敷地使用権者もいない状態になっていました。この状態を憂慮した小田急電鉄株式会社から、玉川学園町内会に対して、敷地(一坪)の無償使用を認めるから、玉川学園町内会を敷地使用権者とする土地使用契約(使用貸借契約)を結んでほしいとの申し入れがありました。当町内会では、幹事会に諮り検討した結果、町内会として母子観音像の管理責任全般を引き受けることはできないが、町内会有志が母子観音像の維持・管理を現状通り継続するという条件で、この申し入れを受諾することとし、2013年5月23日に、玉川学園町内会と小田急電鉄株式会社との間で、母子観音像の敷地利用に関する確認書が取り交わされました。これにより、母子観音像は、特段の事情が生じない限り、今後も継続して現在地に存置されることが確認されました。

-玉川学園町内会-