第4回みんなの防災フェアが開催されました -第六地区-

 今季最も寒い日となった2月9日(日)、こすもす会館で第4回みんなの防災フェアが開催され、地域の方が30名(内、子ども6名)参加しました。


 午前中は、スタンドパイプ放水大会、初期消火コンテスト、AED・心肺蘇生コンテストが行われました。消防署員からスタンドパイプの操作方法について指導を受けた後、スタンドパイプの放水で的(まと)を倒す個人競技です。男女子供を問わず足を踏ん張り筒先とホースの連結部を腰に当てて放水する姿に拍手が起こり、最初は緊張していた顔も、的を倒すと皆さん満足そうな顔に変わっていました。
 家庭用消火器(訓練用の水消火器を使用)を使った初期消火コンテストは、「火事だ!」を叫び消火器を火元近くに持っていき安全ピンを抜き、ホースの先端を持って火元に向け、レバーを握り、火元に見立てた的に消火剤(実際には水)を散布する一連の動作を採点する個人競技です。採点基準すべてクリアすると合格となります。皆さん寒さも忘れて真剣に取り組んでいました。慌てず、落ち着いて行動している人は合格していました。


 室内では、4つのチームに分かれてAED・心肺蘇生コンテスト(チーム対抗戦)が行われました。消防署員が採点します。人集めの呼びかけ、現場の安全確認、119番通報の依頼、AEDの手配、心臓マッサージ(胸骨圧迫)の正確さ、リレーによる継続、AEDの操作などが採点対象です。各チーム10分以上の試技です。心臓マッサージは1分ほど行うと息が上がってしまうほどの作業です。リレーで繋げていく大切さを、身をもって体験したようです。2分ごとにくるAEDからの音声指示に対応しながら、ひたすら、心臓マッサージを交替で行っていました。


 ランチを挟んで、午後は「火事だ!」を叫ぶ大声大会とビンゴゲームで盛り上がりました。みんなの防災フェアは子供から大人まで誰もが楽しみながら防災の基礎を学べるフェアとして回を重ねています。参加者一人一人が時間をかけて訓練に励む様子に消防署員から「これほど、しっかり訓練されているところは珍しい」とお褒めの言葉をいただきました。

-第六地区-