緑と触れ合うことで豊かな街に -寄稿:さくらと緑のプロジェクト-

 

 動物と触れ合うことが、人の心のバランスを回復させる効果があるという話題を最近よく耳にします。植物では、園芸やハイキングなどで緑に触れることがリフレッシュや癒しによる休息の場をもたらし、刺激を緩和する役割をするそうで、医療でも使われます。学園都市として始まるこの町には桜が多いことや生垣や庭木の町並みが好ましいことから、駅を降りて都会の喧騒から離れてほっとするのは、そんな理由にあるのかなと思います。 

 「さくらの町玉川学園」と言われるように、サクラ類の樹種も多様で、樹木数も数百本を数えます。ただ、宅地開発で伐採されたり、枯れるものもあり、その数を年々減らしています。子供の成長や高齢者の生活を支えるための緑の保護には行政と連携する仕組みづくりが必要ですが、それと共に私たち「さくらと緑のプロジェクト」チームは鳥や虫、サクラなどの自然の生態系を観察、研究し、生活と自然を一体に楽しめる機会を創りたいと活動しています。家の前に立ち、周囲を見渡しての“緑視率50%”が、「緑豊かな街並み」を目指す私たちの密かな目標です。昨年4月から玉川大学農学部の学生さん二人が、地域行事である焼き芋会や焼き団子会、観察パトロールに参加して、町のサクラを卒論テーマにしてくれました。「住民は桜をどうしたいのか」という問いに住民である私たちは正解のない答を探しています。

 私たち「プロジェクト」チームは、さまざまな地域活動と課題が共通であれば共に行動させていただきますので声を掛けてくださるようお願いします。

-さくらと緑のプロジェクト-

 

※玉川学園町内会 広報部よりお知らせします。
シリーズ:地域で活動される団体の紹介では、
玉川学園・東玉川学園地域で地域住民の為に活動されている非営利の団体(政治や宗教活動団体を除く)の活動を紹介しています。
一定の要件を満たせば寄稿された記事を町内会ホームページや町内会だよりに掲載いたします。
詳しくは、玉川学園町内会事務所を介して広報部にお問い合わせください。