緊急特集その3:ネット詐欺に遭わない対策その2 -防犯防災部-

 緊急特集第3弾は、前回に続きネット詐欺対策です。
 本題に入る前に、皆さんにお聞きします。町内会だより3月号で特集した特殊詐欺に遭わない対策を行っていますか?

 玉川学園地区は詐欺グループに狙われています。振り込め詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺が多発しています。迷惑防止機能(名称はメーカーによって迷惑電話対策機能、詐欺対策機能など様々)が付いた電話機に替えるか、既存の電話機につなげる防犯機器を取り付けましょう。詳しくはお近くの電気店にご相談ください。

 今回はネット通販を装った詐欺です。ネット通販は商品の価格設定も比較的安く、注文から商品の受け取りまで在宅で済ませられるので大変便利なシステムです。一方、詐欺犯(又はグループ)が詐欺を実行する上でも大変便利な仕組みになっています。ネット上に罠を張っておけば相手からお金を振り込んでくれるありがたいシステムです。私たち消費者は賢く立ち回らなければなりません。消費者庁のホームページに掲載されていた事例を紹介し、詐欺に遭わない対策を説明します。

事例1:インターネットサイトで音楽機器をクレジットカードで購入しましたが、いつまで待っても商品は配送されず、ずっと連絡も取れません。不審に思ったのでお店の電話番号を検索してみると、詐欺サイトであるという書き込みを発見しました。
事例2:約1か月前にスニーカーを注文し、代金1万円を個人名義の銀行口座に振り込んだところ、スニーカーが中国から届きましたが粗雑な作りでした。ニセモノだと思って、販売店にメールで解約を申し出ましたが、一向に返信が来ません。

 カード決済したのに商品が届かない、指定の口座に振り込んだのにニセモノや粗悪品が届いたといった詐欺が多数発生しています。詐欺に遭わない対策として通販サイトを訪れた時や購入前に次のことを確認しておきましょう。

  1. 通販事業者の評判や評価をネット検索できます。通販事業者の情報(特に信用度合い)をしっかりと確認しましょう
  2. 通販事業者の所在地が地番まで明記されているか確認します
  3. 通販事業者の電話番号が明記されていて、電話の市外局番と所在地の住所と矛盾はないか確認します
  4. サイトのアドレスであるURLがhttps://から始まっているか、URLの表記に不自然なところはないか確認します
  5. サイトの日本語表記におかしなところはないか確認します(詐欺サイトには、機械翻訳したような不自然な日本語表記や、漢字フォントが旧字体や簡体字が混じっていることがあります)
  6. 新品のブランド品などを極端に値引いている場合は要注意です(詐欺サイトに多い手口です)
  7. 支払い方法が銀行振込以外にも代引きなどが用意されているか確認します(特に、銀行振込しかなく、個人名口座の場合は十分に注意しましょう)

 商品が届かず業者との連絡が取れない場合はネット詐欺かもしれません。また、ニセモノや粗悪品が届いた場合も、速やかに最寄りの警察や消費生活センター、振り込んだ銀行に相談しましょう。銀行は口座を凍結し、二次被害を防ぎます。また、処分の為、ニセモノを転売した場合は商標法違反となり犯罪になります。

町田警察署042-722-0110
町田市消費生活センター042-722-0001

-防犯防災部-