環境施設見学勉強会報告 -環境部-

 

 8月9日(金)、環境施設見学勉強会を行ない、大人32名、子ども2名の方々が参加しました。

最初に鶴見川河口近くにある「横浜市資源循環局」の鶴見工場を見学しました。

 3基ある焼却炉の1基当たりの能力は、処理量400トン/日、炉内温度は900度前後で、24時間連続して休みなく稼働しています。コンクリートに囲まれた巨大なゴミ投入サイロにある大量のゴミの山が乾燥のために巨大なクレーンによりサイロ内を移動するのを見たり、テレビ「下町ロケット」のロケで使用されたという最新設備の中央管制室などを見学しました。

 午後は横浜港の先にある「南本牧廃棄物最終処分場」に行きました。護岸工事された水深35m、広さ16㏊の埋立区画に横浜市の各焼却工場のゴミ焼却で生じた灰が運搬されて埋め立てられており、ダンプカーが海面に灰を投入するところをバスの窓から見ることができました。

 最後は町内会の資源物を回収している「大興資源」(都筑区川和町)です。ベルトコンベアーに乗って次々に流れてくる大量の紙類を作業員二人が手際よく点検、分別しているところなどを見学しました。この作業において困っていることはビニールひもの混入だそうで、ビニールは溶解しないのでほとんど手作業で取り除いています。他には、濡れた古布は作業場で乾燥させる必要があるので、雨の日や降りそうな日には出さずに次回に回して欲しいとのことでした。最終段階では古紙・古着・アルミ缶などがそれぞれ約1.5m位のブロックに圧縮され、いよいよリサイクル品として次の事業者に向けて出荷されます。工場見学一巡後の夕刻、冷房のない厳しい作業環境で仕事をされている職員のみなさんの健康を気遣いながら帰路につきました。


<お子様感想文>

リサイクル工場見学をして思ったことは毎日できる分別はきちんとやろうと思いました。なぜかと言うと、一人ひとりがきちんとやらなかったら工場がごみをうけいれられなくなってしまうかもしれないからです。ダンボールを集めるのにビニールひもを使うとビニールは切って、はいき物になってしまうので紙ひもを使ったほうがいいと分かりました。だから町内会は紙ひもを無料で出しているんだなと思いました。(SKTさん)

 

私は3つ行った施設の中で面白かったのは、大興資源(株)です。ここでは古紙・古布・空き缶を回収しています。古紙はまとめるのに使われているひもがビニールひもだった場合は、そのひもを取ってごみ収集車に入れるそうです。紙ひもだったら取らずにそのまま収集できるそうです。古布は雨の日に出すとぬれてしまって、かわかさないといけないから雨の日は出さないでほしいそうです。

その後、古紙・古布・空き缶は種類ごとにわけられて四角い大きな固まりにまとめられます。そこでまとめられた物にビニールや牛乳パック、ペットボトルのキャップや金属のキャップがまざっていないか調べます。これは全部手作業なのですごいなと思いました。そしてそれらの作業が終わってからやっとリサイクルされます。これこそ3R(リデュース・リユース・リサイクル)なんだと思いました。大興資源さんがこんなにていねいに分別してくれているのだから私達がもっとちゃんと分別すればもっとよい3Rになり、私が毎日やるごみの分別は大切で続けなければいけないのだと思いました。(M.Mさん)

-環境部-