防災体験学習が行われました -防犯防災部-

 7月14日(日)2019年度の防災体験学習に71名(内、中学生以下6名)の方が参加し、東京臨海広域防災公園の防災体験学習施設「そなエリア東京」を訪ねました。
 首都直下地震の想定のもと「地震発生後72時間の生存力をつける」と題した東京直下72hツアーでは、参加者にタブレット端末が渡されエレベータ(模した部屋)に乗りビルの上層階から降下するところからスタートです。エレベータに乗ってしばらくすると轟音とともに地震が発生、何とか1階に着き、避難誘導灯を頼りに進んで行くと、そこには、発災後の駅前商店街を再現した実物大のジオラマが出現。電柱が倒れ、倒壊したビルや液状化で浮き上がったマンホール、火災が発生している商店、なかには、家具の転倒防止を施した部屋と未対策の部屋を比べて見られる家もあります。タブレットの指示に従ってジオラマの中を移動し防災クイズに答えていきます。街の映画館では住宅やビルなどの耐震試験を行う巨大な起震装置を使った地震の再現映像が上映されています。就寝中の人物に向かって家具が倒れたり、オフィスでは重量のある複写機が暴れ回って人物を押しつぶしたりと恐怖の再現映像が次々と映し出されます。街の映画館の隣は避難場所になっています。タブレットで災害対応のベンチが竈(かまど)に変身するようすなどが見られます。避難所を再現したコーナーでは畳1畳分のスペースを専用の段ボールで囲っただけの居住スペースが展示され、避難所生活の過酷さが表現されています。
 その他、アニメ「東京マグニチュード8.0」の再構成版の上映や展示物の説明などがありました。展示されているパネル群は防災の基礎知識が満載で、これを読むだけでも参加する価値がある内容でした。
 昼食後は、東京都水の科学館に立ち寄り防災と縁の深い上水道について学びました。特に、上水道の耐震化の仕組みである耐震継手管の原理は納得のいくものでした。
 参加された皆さんお疲れ様でした。体験した内容をご家族やご友人にお伝えください。
 今回、広報部の協力を得て中学生以下のお子さんに感想文をお願いしました。近々公開の予定です。

-防犯防災部-