防災体験学習が開催されました -防犯防災部-

 今年の防災体験学習は、7月7日(土)48名が参加して、リニューアルした神奈川県総合防災センターで行われました。


 防災シアターでは、津波と火山噴火に対する防災について学びました。東京と違い、神奈川県の沿岸は大きな津波が来る可能性があり、海水浴場に避難タワーが設置されているところもあるとのこと。鎌倉や江の島を訪れた際は、いざと云うときに何処に逃げるか確かめておく必要があります。更に、県内に火山を抱える神奈川県ならではの取り組みに参加者は熱心に映像や解説を見聞きしていました。観光地である箱根は比較的訪れる機会の多いところなので皆さん気にしている様子でした。都内の防災館とは異なる学習内容に、毎年参加されている方も関心を寄せていました。

 地震体験は装置の故障で出来ませんでしたが、風速30mの暴風体験、消火体験、煙避難体験や展示物の学習を通して、防災の必要性を感じ取ったようです。煙避難体験ではセンサーにかからないように90 cm以下に伏せて歩くようにと条件を付けられましたが、苦しい体勢で、ほとんどの方は守れませんでした。体験後に、実際の火災現場では、より低い体勢で、場合によっては匍匐前進(ほふくぜんしん)くらいの体勢で逃げることが身を守る条件と聞いて、皆さんの反応は様々でした。

-防犯防災部-